【おしごと再起動】第4話「5つの誤算」【うつ病前後の境界線 】

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一つ目の誤算

以前同じ仕事に入った時には最低3名で構成されていたユニットが今回は最小限の2名になっていました。

そのため先輩とマンツーマンのコンビ。会話などはしたことがあるとはいえ、業務ではその距離感がいまいちつかめず、それが緊張とストレスにもなっていました。

また先輩との会話で違和感がありました。言ってることと本音が少し違うタイプなんです。真意が読めないなと思うことが何度もあり、自分はストレートに考えるタイプなので、コミュニケーションの相手としては少し相性が悪いかもと感じることがありました。また類まれな行動力や実績を持っているのも、自分の劣等感を少しずつ掻き立てられていきました。

 

二つ目の誤算

「こんなはずではなかった」

自分の計算が大きく狂ったことを自覚するのに1週間も必要ありませんでした。

最初の週末前日に明らかに疲労感からの機能低下が発生。

初めての休日、まさかの行動不能状態・・・。

そして2日目もほとんど動けず、しかも疲れが回復しきれていないのです。

(回復力が明らかに落ちている、計算していた50%くらいしかないのでは?)

(しかも想定以上に疲労が激しい・・・何故だ?)

負荷の高かった要因のひとつは「満員電車」でした。

通勤時や退勤時に電車を使っているのですが、まず車内の混雑ぶりが異常で体がギシギシいうほどの過酷なものでした。そして中継の駅の人混みもすさまじく、毎朝・毎晩疲労度が確実に上がっていました。

また緊張から体に力が常に入っていたため、疲れていたというのもそれを強化していました。そしてしばらくしていなかったネクタイやベルトに締め付けられるような窮屈な感覚もじわじわと精神的な余裕を削っていきました。

 

三つ目の誤算

仕事が始まると、優秀な先輩の動きや対応力、参加者への心遣いや経験から来るポイントのおさえ方などを見ると、その見事さに驚きました。

少し仕事に慣れてくると、余裕が出てきたのか自分の心の中で予想していなかった感情が生成されてきました。

年齢もたいして変わらない先輩に対して、基本負けず嫌いな自分は自身の不甲斐なさと焦り、うつ病に負けたくないという気持ちもシンクロしてしまったのか、変な対抗心のような感情が芽生えていました。「悔しい」「負けたくない」という気持ちが・・・。

今考えるとおかしいのですが、やはり心に余裕がなかったのでしょう。

仕事のポイントは先輩と協力してセミナーを円滑に進めることなのに、妙な意識が自分の心を支配したせいで疲弊しました。

母に「それはおかしい」と言われるまで気づけないほどにネガティブな感情に支配されていました。母のおかげで数日でそれは解消されたのですが、そういった積み重ねが疲労を増していくのでした。

 

四つ目の誤算

睡眠不足の悪循環も生まれ始めていました。

セミナーの内容が日に日に難しくなっていき、自分の失敗も少しずつ目立つようになりました。「このままではいけない!」と思い、前日の準備を従来よりも時間をかけるようになると、それによって寝る時間も減り・・・それが心の余裕を確実に奪っていました。そして元々低かった回復力が著しく下がり、耐性も確実に下がっていきました。土日だけでは回復するのが間に合わないほどに。

 

五つ目の誤算

体力と精神力がギリギリのところで、10連休を迎えました。

「ここで後半の準備をするんだ!」

そう思っていたのですが、すでに入っていた予定はともかく準備をしようとした日に限って超低気圧だったり、動けなくなったりで遅々として進まず。最後の2日ほどしかまともに活動できず。この準備不足が後々の致命的な流れにつながり、明らかに大きな誤算となるのでした。

 

仕事では想定外のことは起こるものですが、開始前の目算は見事に崩れるほどの誤算が重なり、自分の心にある異変が起こり始めるのを自覚せざるを得ない状態になっていくのでした。

第5話「前兆と呪縛」に続きます。

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